楽天・マー君の周りには常に「音」がある

[ 2022年5月11日 05:30 ]

パ・リーグ   楽天7-0ロッテ ( 2022年5月10日    楽天生命 )

<楽・ロ>11連勝のバルーンを手にする銀次(左)と田中(撮影・長久保 豊)
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 【Hero's File】選手は登場曲にさまざまな思いを込める。曲を提供する側も同じだ。「FUNKY MONKEY BΛBY’S」のファンキー加藤は、昨年の登場曲でももいろクローバーZとともに歌う「吼えろ2021」の作詞・作曲を手がけた。歌詞には多くの音が登場する。「走り出す足音」「腕を振る風音」「大歓声」などなど。その意図をファンキー加藤はこう説明する。

 「マー君といえば、僕の中でまず“音”が思い浮かぶ。雄叫びもそうだし、彼の周りには常に音がある。それを表現したかった」

 この日の楽天・田中将も吠えまくった。序盤は安打を許しても穏やかな表情だったが、石井監督が「中盤から集中力の上がる投球をしてくれた」と振り返るように、5回以降は表情が一変した。7回1死一、二塁では山口を三ゴロ併殺に仕留めると右拳を握りしめて声を張り上げた。8回も藤原から見逃し三振を奪ってシャウト。大事な場面でギアを上げ、鬼の形相で打者をねじ伏せる。そして「音」を発する。その姿は9年たっても変わっていない。(楽天担当・重光 晋太郎)

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2022年5月11日のニュース