エンゼルスが「トラウタニ」の連弾でガッチリ堅首! 最強MVPコンビ躍動でリーグ20勝一番乗り

[ 2022年5月11日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス11―3レイズ ( 2022年5月9日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ> 7回、満塁ホームランを放ちトラウト(左)、マーシュ(右)に迎えられるエンゼルス・・大谷 (撮影・光山 貴大)
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 メジャー最強のデュオだろう。エンゼルスの大谷が大爆発する呼び水となったのが、2番・トラウトだ。2点リードの6回無死一塁、左翼ポール際へ7号2ラン。続く大谷の今季本拠地1号を呼び込んだ。

 19年5月31日以来3年ぶり4度目の2者連続で、14度目の「トラウタニ」のアベック弾。トラウトはベンチ前で大谷を待ち、カウボーイハットをかぶせて喜んだ。相棒の満塁弾には「彼が逆方向に打ち始めればショウヘイらしいということだ。(初の満塁弾は)知らなかったよ。彼にとって最高なことだろう」と祝福した。自身は本拠エンゼルスタジアム通算161号となり、ティム・サーモンを抜く球団最多記録。大リーグ公式サイトは「トラウト(マス)はサーモン(サケ)の上流を泳ぐ」と伝えた。

 昨季の右ふくらはぎの故障から完全復活したMVP3度のトラウトと、昨季MVPの大谷が好調の打線をけん引。大谷の23得点はリーグ1位、トラウトが22で2位タイとなった。大谷も「トラウト選手は間違いなく打つ機会が多いと思うので、あとは僕が続けるかだと思う。チーム的にも盛り上がるので」とさらなる共闘を誓った。

 ウォルシュも3ランし、3人でサイクル本塁打となる4発など、11安打11得点で大勝。ヤンキースと並びリーグ20勝一番乗りで、地区首位の座をキープ。8年ぶりプレーオフ進出へ「トラウタニ」が猛打を振るう。

 ≪今季恒例「カウボーイハット」にシール≫チームで今季恒例となった本塁打を放った選手にかぶせる「カウボーイハット」に、エンゼルスのロゴが入った丸いシールが貼られた。ESPNのオールデン・ゴンザレス記者によれば、シールの数は本塁打を意味し、上質で知られるコーディ・ジェームズ社のハットだという。チームは4本塁打を量産しシールの数は40に。大谷は「もちろん気分はいいし、よりみんな多くかぶれば、それだけ多く勝てる。いい打撃内容をみんなでつないでいきたい」と語った。

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