連弾!満弾!エンゼルス・大谷が日本人最速メジャー100HR王手 イチロー&松井超え照準

[ 2022年5月11日 02:30 ]

ア・リーグ   エンゼルス11ー3レイズ ( 2022年5月9日    アナハイム )

<エンゼルス・レイズ>7回、6号満塁弾を放つ大谷(撮影・光山 貴大)
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 王手をかけたメジャー通算100号。大谷が達成すれば日本選手では松井秀喜、イチローに次いで3人目となるが、量産ペースは2人をはるかにしのいでいる。

 メジャー5年目での達成なら松井と同じだが、大谷はまだ出場439試合目で、松井の636試合での到達より、200試合近く少ない状況で大台を迎えそうだ。昨年、大谷が日本選手のシーズン最多本塁打となる32号を放った際に「大リーグでは私も長距離打者とは呼ばれたことはありましたが、彼こそが真の長距離打者だと感じます」と称えていたゴジラ。数字がその言葉を裏付けている。

 松井はメジャー100号まで、1本当たり27・1打席かかっていたが、大谷はここまで17・5打席に1本塁打のペース。試合では松井の6・4試合に1本に対し、4・4試合に1本と2試合の差がある。試合数で計算すれば松井が年間25本塁打、大谷は36本塁打というペース。ヤンキースなどで10シーズンプレーし5度の20本塁打以上をマークし、通算175本塁打を放ったゴジラをもしのぐ。

 もう一人の到達者であるイチローは、12年7月の100号達成時に「恥ずかしいですよ。2年で打つ人いますから」と言った。昨年46本塁打した大谷はまさに「2年で100本」に近い存在。現役引退後、大谷について「ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP獲ったら、これ化け物ですよね。でもそれが想像できなくないですからね。そんなふうに思っています」と語っていたが、レジェンドたちにとっても、大谷の100号は特別なものになるだろう。

 目前に迫った節目の一本。「早く達成したいなというか、できれば明日(10日)打って、早めに超えたいなと思っています」と大谷はサラリと言ってのけた。

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2022年5月11日のニュース