落合博満氏 「他のことは一切しなくてもいい」監督就任時に交わされた球団との約束ごと

[ 2022年5月11日 17:15 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(68)が11日、YouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新し、監督時代を振り返った。

 プロ野球の監督にとって一番大切なことは「勝つこと。優勝することが仕事」と即答。また「監督が言わなければ選手、コーチも動かない。それが言わなくてもできるようになるまでには相当時間がかかるけどね」と、監督の考えをチームに浸透させる難しさを語った。

 グラウンド外での監督の仕事については「ほとんどしてない」とし「グラウンドの中だけ」と野球以外のことは干渉しなかった。「中日ドラゴンズっていうチームのことだけ。他のことは一切しなくてもいいという約束ごとでユニホームを着たわけだから」と監督を就任するにあたっての約束ごとを明かした。

 その「約束」があったため「愛想のない監督って言われてもしょうがねぇな」と笑った。「それが仕事じゃないから。要は“優勝するために監督になった”っていう、その一文が契約書の中に入っているっていうことだから、勝つことだけに集中してやっただけ」と監督時代を振り返った。

 また、監督にとって一番大事な資質については「勝つことに執念を燃やす監督っていうのが一番いい監督じゃないのかな」と自身の考えを伝えた。さらに「そのために指揮官になるわけだから。負けていいっていう監督だったらやらない方がいいと思う。どんだけ戦力がなくてもね」と語った。

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2022年5月11日のニュース