西武ノーノー献上は2000年エルビラ以来22年ぶり

[ 2022年5月11日 22:51 ]

パ・リーグ   西武0―2ソフトバンク ( 2022年5月11日    ペイペイドーム )

2000年6月20日、西武戦でノーヒットノーランを達成しガッツポーズの近鉄・エルビラ
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 西武にとっては22年ぶりの屈辱となった。

 西武がノーヒットノーランを喫するのは、00年6月20日の近鉄戦(大阪ドーム)以来。相手先発は左腕のエルビラだった。

 当時の指揮官は東尾修監督。松井稼頭央現ヘッドコーチが「4番・遊撃」で出場も3打数ノーヒット。先発は豊田清現投手コーチだったが5回1/3を4失点で黒星を喫している。

 エルビラは9回130球を投げて3四球。この日が来日後、先発初勝利だった。

 「本当にうれしい。ベリーハッピーだ。5回で疲れて7回ぐらいまでと…。でも、メキシコ人が記録するのは初めてだと思って頑張ったんだ」

 試合はエルビラの長男・ホルヘ君が球場で観戦。家族は前日に来日したばかりで、ホルヘ君も「やったパパ。僕も興奮しているよ」と喜んだ。

 それから20年後、エルビラが信じられない不幸に巻き込まれるなどと誰が想像しただろう。

 20年1月、メキシコ・ベラクルス州でエルビラは武装グループに襲われ、息子とともに殺害された。享年52だった。

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2022年5月11日のニュース