日本ハム 新庄監督の“喝”に応えて快勝!金子が先発960日ぶり白星で通算130勝到達

[ 2022年5月11日 21:28 ]

パ・リーグ   日本ハム5ー2オリックス ( 2022年5月11日    札幌D )

<日・オ>2回、野村の右前打で二走清宮(左)が生還、新庄監督が迎える(撮影・篠原岳夫)
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 日本ハムは11日、本拠オリックス戦(札幌D)に5―2で勝利。連敗を2で止めた。先発の金子千尋投手(38)は5回4安打1失点で今季初勝利。先発に限れば19年9月24日のオリックス戦以来960日ぶりの白星を手にし、プロ通算130勝に到達。新庄監督からの“初めての喝”により発奮した打線が12安打5得点と後押しした。

 前日の敗戦で新庄監督から「一軍に残りたいという姿勢が全く見えない。バットを出さない限り一生結果は出ない」と初めて厳しい苦言を受けた打線が一夜にして一変。打席でも積極的な姿勢を見せるようになり12安打5得点と奮起。三振も11個と多かったが、そのほとんどが空振り三振で前日3つあった見逃し三振は、わずか1度のみだった。

 特に「1番・中堅」として先発復帰した松本剛は4打数4安打2得点2盗塁と大活躍。チームはセットポジションからの投球モーションが大きい相手先発・ワゲスパックから5盗塁を記録するなど、一塁に出塁すれば徹底的に足で揺さぶりをかけた。

 2回には2死一、二塁から3番・清宮、4番・野村の2連打で3点を追加。初回のチャンスで凡退に倒れた清宮も“名誉挽回”とばかりに低めのスライダーをすくい上げ、もう少しでフェンス直撃という右越え2点適時二塁打を放った。

 先発の金子は初回から得点圏に走者を背負いながらも、変化球を主体にテンポの良い投球で4回まで無失点。5回にはバレラ、紅林に連打を浴び無死ニ、三塁のピンチを迎えたが、野口の一ゴロの間による1点のみに抑えた。

 球数は69球だったが5回で降板。打者19人に対し、被安打4、奪三振3、与四球1の1失点という内容。過去オリックス戦通算5勝1敗という“相性の良さ”を発揮し、20年7月25日ソフトバンク戦以来の白星。先発に限れば19年9月24日のオリックス戦以来960日ぶりの勝利を手にし、プロ通算130勝に到達した。

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