ソフトバンクの東浜がノーヒットノーラン達成 沖縄出身投手初、球団では19年千賀以来、3人目

[ 2022年5月11日 20:36 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2─0西武 ( 2022年5月11日    ペイペイD )

<ソ・西>ノーヒットノーランを達成しガッツポーズをする東浜(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの東浜巨投手(31)が11日の西武7回戦(ペイペイドーム)で無安打無得点試合を達成した。プロ野球84人目、95度目。今季、ロッテの佐々木朗希投手(20)が4月10日のオリックス戦で完全試合を達成しているが、球団では、1リーグ時代の1943年の南海・別所昭(後の毅彦)、2019年9月6日のロッテ戦で達成した千賀滉大投手以来、3人目の快挙となった。

 東浜は2回中村、5回山川に四球を与えたが、いずれも次打者を併殺に仕留め、打者27人で打ち取った。「粘り強く投球をして、試合を作っていきたいと思います」と話していたが、150キロ前後の直球と宝刀シンカーの組み合わせでほんろうした。打者27人を97球で抑える快投。リーグトップタイの今季4勝目でチームを7連勝に導いた。

 打線も3回に今宮と柳田の連続タイムリーで援護した。沖縄出身投手のノーヒットノーランは史上初の快挙。17日からの西武2連戦は沖縄・那覇で行われるだけに、地元へ大きなお土産を持ち帰ることになった。

 ▼東浜 こんな気持ちのいい疲れは久しぶりです。まさか自分ができるとは思ってもいなかったですし、まだ信じられないです。ストライク先行で、いい形で攻撃につなげていこうと思っていた。(記録への意識は)最終回ですね。マウンドに立つ時にこれまでにないくらい緊張した。プロ野球の世界でこういうピッチングができて良かったです。

 ◇東浜 巨(ひがしはま・なお)1990年(平2)6月20日生まれ、沖縄県出身の31歳。沖縄尚学では3年春に甲子園優勝。亜大では1年春から東都リーグに登板し、通算420奪三振、22完封はリーグ新記録。12年ドラフト1位でソフトバンクに入団。17年に自身初の2桁勝利となる16勝を挙げ最多勝に輝いた。20年に自身初の開幕投手。1メートル82、83キロ。右投げ右打ち。

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