阪神の逆転呼んだウィルカーソンの粘投　5回2失点に矢野監督「悪い中でもこういう投球ができるのが強み」

セ・リーグ   阪神10ー3巨人 （ 2022年4月30日    東京D ）

＜巨・神＞力投するウィルカーソン（撮影・大森　寛明）　
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　勝利を信じて、阪神・ウィルカーソンは粘り続けた。2回は下位打線にヒットエンドラン、セーフティースクイズで2失点。揺さぶられ、ボールも先行する中、5回2失点と試合を崩さず、逆転への下地をつくった。

　「本塁打が出やすい球場なので、少し慎重になりすぎた。でも3回以降はチェンジアップをうまく使い、攻めていく気持ちを持つことで、自分の投球を取り戻すことができた」。デビューから3戦目で最多を数えた105球が無駄にならなかったことを喜んだ。

　矢野監督も「悪い中でもこういう投球ができるのが強み」と投球を支えたハングリー精神を評価。巨人には2試合で計11回3失点。岡本和ら中軸を抑えた手応えを、5月戦線で発揮する。（鈴木　光）