福岡大・西山 大量点差にも慢心なく7回無失点 エース村上が不調で再調整中「負けるわけにはいかない」

[ 2022年5月1日 05:30 ]

九州六大学野球   福岡大16-0西南大 ( 2022年4月30日 )

九州六大学野球<福岡大・西南大>先発して7回を4安打無失点に抑え、今季2勝目を挙げた福岡大・西山
Photo By スポニチ

 3試合が行われた。福岡大は西南大を16―0で下し、6勝1敗で首位を守った。先発右腕の西山大成(4年)が7回4安打に封じ今季2勝目。打線は2本塁打を含む16安打を放った。九国大は九大を10―1で、北九大は久留米大を8―2でそれぞれ破り、西南大とともに4勝3敗として2位に並んだ。

 大量16点を奪って福岡大は快勝。ともすれば大味になりがちな展開を4年生右腕、西山が引き締めた。「直球とカットボールのコンビネーションでうまく組み立てられた」。3回まで打者3人で退け7回を投げて4安打3奪三振。三塁を踏ませなかった。

 昨秋3勝の大黒柱・村上が不調のため先発を外れ再調整中。「村上がいない間に負けるわけにはいかないと気合が入った」。エースに代わって1回戦に先発した九大戦(4月23日、1失点完投)で大学初勝利。この日は2勝目を挙げ、大役を果たしている。

 福岡・春日高では背番号11の控え投手。大学2年秋に右肘を痛め手術、1年間リハビリに励んだ苦労人だ。「投げられない間、下半身を鍛え、上手からスリークオーターに変えてケガをしないフォームに改造した」。故障前より球速も制球力も増し、昨秋に中継ぎで復帰。今季は3試合に先発しチームの屋台骨を支える。村上は次週にも復帰登板する見通し。福岡大投手陣がさらに厚みを増してくる。(中島 泉)

 《湯浅 人生初の満塁弾「最高に気持ちよかった」》福岡大は打線が爆発し、16安打で16得点を挙げた。6回に満塁アーチを放った湯浅は「人生初の満塁弾。ベースを回るときは最高に気持ちよかった」と喜んだ。3、6回と2度の満塁機にいずれも中前に2点打して計4打点をマークした2年・竹下は「先輩たちがつくってくれたチャンスなので絶対に打とうと思った」と気迫のひと振りを強調した。

続きを表示

2022年5月1日のニュース