白鴎大のドラフト上位候補左腕・曽谷龍平がノーヒッター 成長の糧にしたロッテ・山口、阪神・桐敷の背中

[ 2022年5月1日 22:00 ]

関甲新学生野球連盟1部リーグ   白鴎大6―0松本大 ( 2022年5月1日    白鴎大野球場 )

松本大戦でノーヒットノーランを達成した曽谷
Photo By スポニチ

 今秋のドラフト上位候補に挙がる白鴎大の最速151キロ左腕・曽谷龍平投手(4年)は松本大戦に先発し、2四球でノーヒットノーランを達成。1メートル82の長身左腕は自己最速まで3キロに迫る148キロの直球、スライダーを軸に105球で13三振を奪い「素直にうれしい。真っすぐが良かった」と声を弾ませた。

 新しい武器が偉業達成の鍵になった。従来からスカウト陣が高く評価していた直球とスライダー。冬の練習期間で鋭く落ちる新球・チェンジアップを習得し「投球の幅が広がった」と自信を深めた。

 昨秋のリーグ戦では阪神にドラフト3位指名された新潟医療福祉大の桐敷が完全試合を達成。同じリーグの左腕の活躍を「そういう投手になりたいと思ってこの1年やってきた」と成長の糧にした。

 曽谷のプロ入りを待つ男がいる。ノースアジア明桜(秋田)時代に同学年のチームメートだったロッテ・山口とは現在も連絡を取り合う仲で「こっち(プロ)に来て勝負しようや」と激励された。親友との約束を果たすためにもエースは腕を振り続ける。(柳内 遼平)

 ◇曽谷 龍平(そたに・りゅうへい)2000年(平12)11月30日生まれ、奈良県斑鳩町出身の21歳。小1で野球を始め、斑鳩中では志貴ボーイズでプレー。ノースアジア大明桜(秋田)では1年夏からベンチ入りし、2年夏に甲子園出場。白鴎大では1年秋からベンチ入り。50メートル走6秒5。遠投110メートル。1メートル82、81キロ。左投げ左打ち。 

続きを表示

2022年5月1日のニュース