県大会初出場の明石清水・須藤に4球団視察 スリークオーターの好左腕

[ 2022年5月1日 16:12 ]

令和4年度春季兵庫県高校野球大会 3回戦   社5―0明石清水 ( 2022年5月1日    明石トーカロ )

<明石清水・社>力投する明石清水・須藤太雅
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 昨秋覇者を相手に、立派に試合をつくった。初の県大会出場を果たした明石清水のエース左腕・須藤太雅(たいが=3年)が5失点も完投。6回まで強打の社打線を1失点に抑えるなど、巨人などプロ4球団が視察する前で強気に内角を攻め込んでアピールした。

 「最後は少し疲れましたが、初回からインコースを攻めていけた」

 ソフトバンク・和田毅に似た、球の出どころが見づらいフォームの本格派。「打者から見えにくいというのを一番に考えている」の言葉通り、最速は131キロでも、社の打者が詰まらされる場面が目立った。終盤3回で4失点とスタミナには課題を残したが、四球もわずか1と制球の良さも目立った。

 8強進出はかなわなかったが、16強以上に与えられる夏の兵庫大会シード権を獲得。19年春夏連続で甲子園4強の明石商とはグラウンドでの音も聞こえてくるほど至近距離にある。「シード校として恥ずかしくない試合ができるように」と扶川雅俊監督。夏の台風の目になる。

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2022年5月1日のニュース