巨人・原監督 阪神に3連敗 菅野に続き坂本も抹消 「こういう時こそ起死回生のヒーロー出てこないと」

[ 2022年5月1日 17:58 ]

セ・リーグ   巨人1-8阪神 ( 2022年5月1日    東京D )

<巨・神(9)>9回、ベンチからグラウンドを見つめる原監督(撮影・河野 光希)
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 首位・巨人は1日、東京Dで最下位・阪神と対戦。1-8で敗れ、3連敗を喫した。阪神戦は2カード連続の負け越し。これで阪神との今季対戦成績は4勝5敗。今季同一カード初の3連敗を喫し、最大11あった貯金も8となった。

 試合前には坂本が出場選手登録を抹消された。球団は前日の阪神戦での守備中の負傷で、右膝内側側副靱帯損傷と診断されたと発表。エース菅野の抹消に続き、痛い主力の離脱となった。

 試合は、2回にウォーカーが幸先よく先制ソロ。投げては昨季チーム最多11勝の高橋が今季初先発。阪神戦は通算11試合6勝1敗、防御率1.67と好相性の「虎キラー」で、2回以降毎回走者を背負いながらも無失点で乗り切った。しかし、6回に同点に追いつかれて降板。2番手・デラロサも止められず逆転を許した。8回にも4番手・桑原がつかまり2点、5番手・大江も2失点などズルズルと失点。打線も3回以降、追加点を奪えず援護できなかった。

 原監督は高橋について「まあまあ、もうひとつ球数が(多かった)というところはあるけれどもね、まあでも、久しぶりの先発としてはね、粘ったと思いますね」と評価。中継ぎ陣については「まあ、もちろん、否定はできないけれどもね。もう少しやっぱり追加点を、打線のほうで。もうちょっとこう楽な状態で。プレッシャーのかかる状態に、どうしてもゲームが重くなってしまうというのはありますね」と述べた。

 2回にウォーカーがバックスクリーンへ強烈な1発を放ったが、以降は打線が沈黙。「まあだからその後だよね、やっぱり。そこらへんがチーム全体、ゲーム全体が重くなってくるからね。こういう時こそ、こう何て言うか、起死回生のヒーローみたいのが出てこないとね」とした。

 エース菅野に続く坂本の離脱については「こういう時こそチームなわけですからね。カバーし合って」と団結を促した。

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