金光大阪 初4強ならず 7回スクイズで明暗 指揮官「力負けです。山田投手の丁寧な投球に脱帽」

[ 2022年3月28日 13:32 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第2試合 準々決勝   近江6ー1金光大阪 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<近江・金光大阪> 準々決勝敗退に悔しさを滲ませる金光大阪ナイン (撮影・後藤 大輝)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われた。第2試合では、金光大阪は近江に1-6で敗れ、春夏通じて初の4強進出はならなかった。

 金光大阪は1点を追う4回、4番・岸本の左前適時打で同点に追いついた。直後の4回の守備では1点を勝ち越されてなおも2死満塁のピンチで2番・横田の打球を右翼・キャリーがダイビングキャッチ。反撃を阻止する好プレーを見せた。しかし7回1死二、三塁のチャンスではスクイズ失敗もあって無得点。さらに直後の攻撃では失策が絡んで失点し、古川から福富にスイッチした初球にスクイズを許した。

 横井一裕監督は「力負けです。山田投手の丁寧なピッチングに脱帽です」と汗をぬぐい「選手たちはできることやってくれた。後半勝負と話していました。7回のスクイズは監督の責任です」と振り返った。

 それでも今大会は同校初の甲子園2勝をマーク。「新チームのスタートはどうなるかと心配していたが、甲子園の戦いの中で子供達の成長を感じるところができた。良い時間を過ごすことができました。足りないところが多いので、またチームとして努力して夏、甲子園に戻ってきたい」と話した。

 このカードは昨年秋の近畿大会準々決勝の再戦で、当時は金光大阪が7-6で近江に逆転勝ちしていた。

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