国学院久我山 4番・下川辺 マーガード討ち目覚めのV弾 「このレベルでは簡単に四球出さない」冷静に

[ 2022年3月28日 16:42 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第3試合 準々決勝   国学院久我山4ー2星稜 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<国学院久我山・星稜>5回2死二塁、国学院久我山・下川辺が2ランを放ち、尾崎監督の抱擁で迎えられる(撮影・井垣 忠夫)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われた。第3試合では、国学院久我山が星稜を逆転の4-2で下し、春夏通じて初の準決勝進出を果たした。東京勢のセンバツ4強進出は2012年の関東第一以来10年ぶり。

 国学院久我山は2点を追う5回、1死二塁から1番・斎藤の右前適時打で1点を返すと、2番手で登板したマーガードの悪送球で同点。さらに4番・下川辺が左越え2ランを放って勝ち越した。投げては2番手で登板した左腕・渡辺、3番手・松本が粘投。リードを守り切った。

 下川辺は初戦から2試合で4番に座ったが7打数1安打。「あの打席はみんながつないでくれてまわってきたので、思い切ってスイングしていった。打った瞬間にいったと思いました」と納得顔。

 直前の2番・上田の打席から星稜のエース・マーガードが登板しただけに「変わったばかりの投手を打てば自分たちのリズムに持って行けると思った。(カウントは3ボール1ストライクだったが)このレベル(の投手)では簡単に四球は出さないだろうと、強気で打っていった」と冷静にバットを振り抜いた。

 「甲子園は小さい頃からの憧れの舞台。そこでホームランが打てて良かった」と笑顔。主砲の1発に、尾崎直輝監督は「ようやくここで素晴らしい打撃が出た。ただ、みんなが打てない時に打つのが下川辺ですので。本当に頼もしい選手だなと思います」と称えた。

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