九州国際大付・楠城監督 11年ぶり4強ならずも、ナイン称え「よく粘ってくれた」

[ 2022年3月28日 10:29 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第1試合 準々決勝   九州国際大付3―6浦和学院 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<浦和学院・九州国際大付>準決勝進出ならず肩を落とす九州国際大付ナイン(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われた。第1試合では、九州国際大付(福岡)が3―6で浦和学院(埼玉)に敗れ、11年ぶりの4強入りはならなかった。

 エース香西は、初回に1点を失ったものの、最速130キロ台の直球に、スライダー、カーブ、チェンジアップを織り交ぜて緩急を使い、2回から5回までは無失点。しかし、6回に勝ち越し本塁打を浴びるなど3安打で2失点。同点で迎えた8回に3失点した。

 打線は、浦和学院の左腕・宮城の前に3回までパーフェクトに抑えられたが、1点を追う4回、先頭の黒田が右前打で出塁し、1死二塁から小田原が左中間適時二塁打して同点。8回1死満塁から相手暴投などで同点としたが、反撃もあと一歩届かなかった。

 試合後、楠城徹監督(71)は「よく粘ってくれた。7、8、9回が勝負だと思っていた。よく頑張った」とナインの健闘を称え、力投した香西については「(打たれた勝ち越し3ランは)私の指示で内角で勝負させた。緩い球は打たれていたので内角で勝負した。3ランは打たれたけれど、今大会を通してよく投げてくれた」と評価。相手左腕・宮城については「ひと回りが終わって直球を狙っていこうという話をしたんですが、直球の切れが思った以上にあったようです」と話した。

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