大敗の市和歌山・半田監督 大阪桐蔭は「やはり強かった」 3被弾のエース米田は「疲れ残っていた」

[ 2022年3月28日 18:52 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   市和歌山0-17大阪桐蔭 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<市和歌山・大阪桐蔭>6回2死一塁、大阪桐蔭・伊藤(手前)にこのイニング2本目となる左越え2ランを浴び、苦しげな表情の市和歌山・米田(撮影・坂田 高浩)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、第4試合では市和歌山が、4度目の春頂点を狙った大阪桐蔭に0-17で敗れ、準優勝した1965年(昭40)以来57年ぶりの4強入りを果たせなかった。

 1試合で6被弾。打っては1安打。試合後、半田監督も完敗を認めるしかなかった。「噂通りの前田投手。なかなか攻撃のリズムがつくれなかった。何とか1点を、と思って戦っていたが、やはり強かった」。打線が大阪桐蔭エースの前田に6回まで1安打に抑えられ、12三振と手も足も出ず。その間に、味方の失点は積み重なっていった。

 2回戦の明秀学園日立戦で141球を投げ、9回1失点の完投勝利を挙げた米田はベンチスタート。今大会初登板の先発・淵本が5回途中6失点で降板した。半田監督は淵本に「初めての甲子園で、相手が大阪桐蔭。力が入るのは分かっていた。立ち上がりを何とか2点で抑えてくれて、3、4回は0点で抑えて、ナイスピッチングだったと思う」と称え、3被弾したエースの米田についても「疲れが残っていた」と2戦連続完投のエースを責めなかった。

 力の差を見せられたが、夏に雪辱の機会を待つ。「守りは自分たちの持ち味。また、ここを鍛えて、戻ってきます」と、挑戦することを誓っていた。

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