浦和学院・森監督 親子監督Vまであと2勝「終盤しっかりと長打が出てくれた」

[ 2022年3月28日 11:43 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第1試合 準々決勝   浦和学院6―3九州国際大付 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<浦和学院・九州国際大付>6回1死、浦和学院・伊丹は左越えにソロ本塁打を放ち森監督(左)に迎えられる(撮影・後藤 大輝)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われた。第1試合では、浦和学院(埼玉)が6―3で九州国際大付(福岡)に勝利し、7年ぶりの4強入りを果たした。

 浦和学院は初回1死二塁から金田の左前適時打で先制。同点の6回1死からは伊丹が左翼ポールを直撃する本塁打で勝ち越し。さらに1死二塁から鍋倉の右前適時打で加点した。同点に追いつかれたが、8回1死一、二塁から4番・鍋倉が春の甲子園通算800号となる右越え3ランを放ち、3点を勝ち越した。

 エース左腕・宮城は、伸びのある直球に切れのいい変化球を織り交ぜ、3回まで3人ずつで片付けるパーフェクト投球。4回に2安打され、今大会20イニング目で初失点したが、8回途中まで投げ2失点。8回1死満塁で救援した右腕・金田は同点に追いつかれたが、その後は踏ん張った。

 試合後、森大監督(31)は、効果的な2本の本塁打を「序盤、こちらのミスが多かったんですが、終盤しっかりと長打が出てくれて、本当にいい試合だったと思います。秋終わってから接戦をものにするには1本の長打力だと話をしてきた中で、よく伊丹と鍋倉が打ってくれたと思います」と振り返った。父の士(おさむ)前監督は13年春優勝など春夏通算22度の甲子園出場を果たした名将。父子監督Vまであと2勝とし「選手は甲子園に来て大きく成長してくれていて頼もしい。次の試合もしっかり準備したい」と話した。

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