大阪桐蔭・西谷監督もビックリ「長打打てるチームではないんですけど」 1試合6発でPL学園に並ぶ

[ 2022年3月28日 19:37 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   大阪桐蔭17-0市和歌山 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<市和歌山・大阪桐蔭>7回無死一塁、チーム1試合6本塁打となる2点本塁打を放ち17-0の大差となるも、表情ひとつ変えず生還する大阪桐蔭・海老根(撮影・北條 貴史)
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 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、第4試合では4度目の春頂点を狙う大阪桐蔭が、17-0で市和歌山を下し、30日の準決勝に進出した。

 強さばかりが目立った内容だった。初回に2点を先制すると、5回には谷口の本塁打が号砲となり、打線が爆発。主将の星子も続き、さらに6回も勢いは止まらなかった。市和歌山エースの米田が5回途中から2番手でマウンドに上がったが、6回先頭の伊藤が左中間へ一発。2死から代打・工藤が一発を放つと、再び打席が回ってきた伊藤が左翼へ2ラン。1イニング3発で大会記録(2011年・九州国際大付)に並んだ。

 それでも止まらず、7回には海老根が本塁打して、1試合6本塁打で大会記録(1984年・PL学園)に並んだ。西谷監督は2つの大会記録に並んだことに「ちょっとビックリしています」と驚きを見せつつも、「長打が打てるチームではないんですけど、粘り強く、しっかり引き付けて、アジャストしてくれたと思います」と打線の適応力に手応えを感じていた。

 また、コロナ感染のため2回戦を辞退した広島商について「きょうは2回戦で、広島商業さんに不戦勝ということになりまして、持っていき方というか、リズムを持っていくのが難しかった。でも、広島商業さんはゲームができなかったわけですから、それに比べれば、やらしてもらえるだけでも、まずありがたいんだ、と。心を込めてやろう、ということで、一生懸命やりました」と、チームで気持ちを一つにして臨んだことを明かした。

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