阪神・斎藤　開幕戦の「雪辱」3者連続三振　矢野監督「しっかり結果として出したところが成長していける」

セ・リーグ   阪神0ー4ヤクルト （ 2022年3月27日    京セラD ）

＜神・ヤ（3）＞6回途中から登板し、3者連続三振の好投を見せた斎藤
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　阪神・斎藤が雪辱の3者連続三振を奪って意地を示した。3点目を奪われた桐敷を6回無死一、二塁で救援。出色のパフォーマンスで追加点を与えず、打ち込まれた開幕戦から中1日のマウンドでリベンジを果たした。

　「初戦にああいった形で打たれてしまいましたが、とにかく強い気持ちで相手打者に向かっていくことができました。その気持ちが結果として出て良かったです」

　最初に対峙（たいじ）したのはサンタナだった。2日前に5点優勢の8回を任されながら2ランを被弾した相手だ。大勝ムードから反撃を許して大逆転負けの“火種”をつくった記憶が強く残る中、すぐにやり返す機会が巡ってきた。

　初球から151キロを2球で続けて追い込み、最後はスプリットを低めにしっかり落としてバットに空を切らせた。長岡、オスナに対しても速球で押し込み、スプリットで仕留める同じパターンを決め、桐敷が残した走者をくぎ付けにした。

　苦投を引きずることなく力を発揮した勇姿は矢野監督にも「やられたらやり返すしかない。しっかり結果として出したところが成長していける」と評価された。痛恨の3連敗でも戦いは始まったばかり。整備中のブルペンにあって、背番号48の見せた“反発力”は大きな収穫だ。（遠藤　礼）