【一問一答】圧勝の大阪桐蔭・西谷監督「打撃というよりも、0で抑えたことが非常に価値がある」

[ 2022年3月28日 19:56 ]

第94回選抜高校野球大会第9日第4試合 準々決勝   大阪桐蔭17-0市和歌山 ( 2022年3月28日    甲子園 )

<市和歌山・大阪桐蔭>7回無死一塁、左中間に2ランを放った大阪桐蔭・海老根(左)を迎える西谷監督(撮影・坂田 高浩)
Photo By スポニチ

 第94回選抜高校野球大会第9日は28日、阪神甲子園球場で準々決勝が行われ、第4試合では4度目の春頂点を狙う大阪桐蔭が、17-0で市和歌山を下し、30日の準決勝に進出した。

 大阪桐蔭は投打で圧倒。打線は1イニング3発の大会記録(2011年・九州国際大付)、1試合6本塁打の大会記録(1984年・PL学園)と2つの記録に並び、投げてもエース前田が6回まで1安打無失点、12奪三振。別所、南と3投手の継投で零封リレーを達成した。

 以下は、試合後の西谷監督と一問一答。

 ――試合を終えて。

 「長打が打てるチームではないんですけど、粘り強く、しっかり引き付けて、アジャストしてくれたと思います」

 ――1イニング3本塁打、1試合6本塁打は大会記録に並んだ。

 「ちょっとビックリしています」

 ――試合前に打者に伝えたことは。

 「打者というより、きょうは2回戦で、広島商業さんに不戦勝ということになりまして、正直持っていき方というか、リズムを持っていくのが難しかった。でも、広島商業さんの選手はゲームができなかったわけですから、それに比べれば、やらしてもらえるだけでも、まずありがたいんだ、と。心を込めてやろう、ということで、一生懸命やりました」

 ――選手に影響は。

 「試合を勝って、勝って、力を付けていくというのが甲子園だと思うんですが、その1試合がなくなりまして、正直難しいところはありましたけども、そこはみんなでしっかり乗り越えてくれた」

 ――3投手の継投で無失点。

 「打撃というよりも、0で抑えたことが非常に価値があると思います」

 ――無失策で、次の塁を狙う姿勢も見せた。

 「つないで、つないで、ということで、キャプテンがつくっていっているチーム。ホームランというのはなかなか出ることないですが、そうやってつなぐことが今年の野球だと思っています」

 ――先発の前田が12奪三振。

 「投げたくて、ウズウズしていたと思いますので、しっかりゲームをつくってくれたと思います」

 ――投球の良かった点は。

 「松尾がしっかりリードをしていました。出し入れといいますか、真っすぐといくところと変化球と、バリエーションもよかったと思います」

 ――次の試合は30日の国学院久我山戦。

 「もう、ここまで来ましたら、強いチームばっかりですので、明日1日休養日ということで、練習ができますので、しっかり練習して1日やって強くなって、準決勝に挑みたいと思います」

続きを表示

この記事のフォト

2022年3月28日のニュース