ソフトバンク・藤井 おかやま山陽高・堤監督に500円玉貯金で恩返し 発泡酒であげる祝杯は恩師も格別

[ 2022年3月28日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク6ー4日本ハム ( 2022年3月27日    ペイペイD )

<ソ・日(3)>おかやま山陽・堤監督(右)と広島時代の藤井(おかやま山陽・堤監督提供) 
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 【記者フリートーク】

 ソフトバンク・藤井の「這い上がれ!山陽魂」と刺しゅうが入った岡山産の赤い新グラブは、母校・おかやま山陽高の有志でつくる「皓哉応援団」がカンパで購入。教え子に手渡した堤尚彦監督(50)は「ヒーローインタビューでしっかりしゃべる練習しろ。何言うてるか分からへん。練習しろ(笑い)」とあえて辛口だ。

 高2の冬だった。堤監督はプロを意識しだした藤井の強化のため加圧シャツを自腹で購入。右腕に月500円ずつ返済させ、使わず貯金箱に入れ続けた。18年にプロ初勝利を挙げたとき、その500円玉で発泡酒を買って祝った。26日の登板後には「(次は)バチバチでいきます」と連絡があった。今回もその500円玉を使って祝杯をあげるつもり。「奮発しようかな。でも発泡酒で」。4年ぶりの美酒は格別だ。(ソフトバンク担当・井上 満夫)

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