第12回日本スポーツ学会大賞 花巻東・佐々木監督「感慨深い」菊池雄星と大谷翔平と同時選出

[ 2022年1月22日 14:59 ]

<日本スポーツ学会大賞授賞式>トロフィーと表彰状を贈られた花巻東・佐々木監督(撮影・島崎忠彦)
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 第12回日本スポーツ学会大賞授賞式が22日に東京都内の国士舘大で行われ、花巻東野球部監督の佐々木洋監督、同監督の教え子にあたるマリナーズからFAの菊池雄星投手、エンゼルスの大谷翔平投手の3名が選出された。

 コロナ禍で苦しむ人々を圧倒的なパワーとエネルギーで魅了し、昨夏に同時にMLBのオールスター戦に選出された2人と、その人材育成を通じて日本の教育とスポーツ界の発展に多大な貢献をしたとして佐々木監督も同時受賞となった。

 授賞式に出席した佐々木監督は「菊池雄星選手、大谷翔平選手、そして私まで賞を頂けたことに感謝しています。また、3人(一緒に)ということで感慨深いものがあります」と笑顔を見せ、教え子2人について「菊池雄星選手はサイ・ヤング賞を取るという目標を持っています。大谷翔平選手はベーブ・ルースの記録(同一シーズンの2桁勝利&2桁本塁打)とか、今回(2本差で)逃したホームラン王の記録とか目指して頑張ってやっていくと思います。まだまだ挫折することもたくさんあると思うので温かい目で応援してもらえればと思います」と語った。

 菊池と大谷はともにビデオメッセージで出演した。菊池は「僕自身、(FAのため)2022年にどこでプレーするか所属先は決まっていませんが、どこでプレーするにしても、とにかくケガなく野球を楽しんで良い結果を残せるように頑張りたいと思います。花巻東高校の教えでもある“決して諦めない”というスローガンがありますけど、夢に向かって決して諦めることなく僕自身が目指す夢に向かって常に挑戦し続けるそういう日々を送っていきたい」とコメント。

 大谷は「スポーツ学会大賞に選出して頂きありがとうございます。高校時代の先輩でもある菊池雄星選手、佐々木監督と一緒に受賞できることとてもうれしく思います。これからもスポーツ界、野球界、一緒に盛り上げていけるように頑張りたいなと思います」と笑顔で語った。 

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2022年1月22日のニュース