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ヤクルト 育成3選手1軍キャンプ抜てきとベテランの2軍スタートの背景

[ 2022年1月22日 07:30 ]

ヤクルト・高津監督
Photo By スポニチ

 昨季に日本一に輝いたヤクルトが21日に2月の春季キャンプメンバーを発表した。沖縄県・浦添市で行う1軍キャンプに、小沢怜史投手(23)、丸山翔大投手(23)、赤羽由紘内野手(21)の育成3選手を抜てき。リーグ連覇へ向けたチームの底上げを図る。

 異例の選出だ。昨年、育成選手で1軍キャンプに参加したのは、楽天を戦力外になった近藤弘樹投手(26)のみ。同投手については、開幕前の支配下登録に向けた能力チェックの意味合いが主だった。だが、今回は違う。球団幹部は「3選手の力量への期待はもちろん、チーム内でのいい競争を高めてほしい」と意図を明かす。

 今シーズンはコロナ下の特例だった昨季の「延長なし」から19年以来、3年ぶりに「延長12回まで」に戻る。19日にオンラインで行われた12球団監督会議後、高津監督は「一番、怖いのは、コロナ下のルールに慣れてしまうところ。12回での戦い方を頭に入れて練っていく」と語った。21年は引き分け試合数が全体で102もあった。昨季終盤にみられた引き分けを意識した選手起用から、戦い方も異なる。試合を行うイニング数が増える分だけ総力戦も増加する。

 育成3選手とは対照的にチームとして力量を把握している内川聖一内野手(39)、坂口智隆外野手(37)、川端慎吾内野手(34)のベテラン3名が2軍スタートとなった。球団幹部が「去年は12月しかオフがなかった。ゆっくりやってほしい」と語るように、マイペースで調整していくことで故障を回避する狙いもあるだろう。

 若手、それも育成の3選手を1軍キャンプに参加させる。本人らはもちろん、周囲も刺激を受けるだろう。これを、連覇に欠かせないチーム底上げの第一歩とする。(記者コラム・川手 達矢)

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