ロッテ 4連勝で2位オリに2差 レアード今季最多4打点 決勝弾は「イクラ」

[ 2021年9月13日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ9―2楽天 ( 2021年9月12日    ZOZOマリン )

3回1死二塁、勝ち越し2ランのレアードはベンチ前でパフォーマンス(撮影・長久保 豊)
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 首位のロッテは12日、楽天に9―2で大勝し、連勝を4に伸ばした。3回にブランドン・レアード内野手(34)が左中間へ勝ち越しの23号2ラン。4回にも左前2点打を放ち、今季最多の4打点を挙げた。3位の楽天に9連勝と圧倒し、西武に敗れた2位・オリックスとのゲーム差を2に広げた。7月以降は貯金13の快進撃で、優勝へのマジックナンバーは最短で16日に点灯する。 

 11日は34度目の誕生日だった。チームメートからケーキでお祝いされ、自宅でもチーズケーキを食べ、ワインで乾杯した。一夜明けると、感謝の気持ちをバットで表現した。0―1で迎えた3回、中村奨の同点ソロで追い付くと、レアードはなおも1死二塁から勝ち越しの23号2ランを左中間席に叩き込んだ。

 「昨日は自分のバースデーだったので、妻と息子が祝ってくれたけど、お父さんや親戚からは今朝になってからメッセージが届いたよ。米国では今日が11日。父親は今晩、電話をくれると思うので楽しみだよ」

 レアード家にまつわる秘話も明かした。「自分のおじいちゃんも、めいっ子も9月11日生まれなんだ」。この日のアーチで楽天戦は9本塁打。チームも楽天戦は9連勝。リーグトップのオリックス・杉本を3本差で追い、16年以来の本塁打王も視界に入るのだから、表情は緩みっ放しだ。

 佐々木朗が快投した10日も2発を放った。1本目は「中トロ」、サヨナラ弾となった2本目を「大トロ」と好物の寿司で表現。4連勝に導いたこの日の決勝弾は「イクラ」と言って、ファンを沸かせた。バースデーエピソードを冗舌に明かし、自慢の寿司パフォーマンスを見せた助っ人だが、実は悲しい思いも胸に秘めていた。

 01年9月11日。14歳を迎えた日に米中枢同時テロが起こった。「学校には行ったけど、授業にならなかった。悲惨な状況で命を絶たれた方もたくさんいた。警察官、消防隊員、勇気を持って現場へ向かった人たちには言葉にできない思いがある」。そんな経験が陽気で優しく、そして強いレアードをつくり上げた。

 1年前は、優勝争いを繰り広げるチームの輪にいなかった。腰痛で8月に離脱し、10月に米国で手術を行った。「自分でもがっかりなシーズンだった。今はチームに貢献できるようにと常々思ってやっている」。4連勝で2位・オリックスと2ゲーム差とし、首位固めに入った。昨季はラストスパートで失速したが、今年は違う。悲しみと悔しさを知るレアードがいる。 (横市 勇)

 《最速で16日にマジック点灯》首位・ロッテが勝ち、2位・オリックスが敗れたためゲーム差は2.0に広がった。パ・リーグで自力優勝の可能性を残すのはロッテ、オリックス、ソフトバンクの3球団のみで、ロッテは最速で16日にも優勝へのマジックナンバー26が点灯する。14日からのソフトバンク戦に3連勝し、オリックスが楽天に3連敗するのが条件だがどうなるか。

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