中日は劇的幕切れで薄氷勝利 京田の冷静判断で最後は三本間挟殺プレーで終了

[ 2021年9月13日 20:57 ]

セ・リーグ   中日1-0ヤクルト ( 2021年9月13日    バンテリンD )

<中・ヤ>9回1死一、二塁、代打・川端の二ゴロで、ランダンプレーとなり、三塁走者・古賀は飛び出しタッチアウトとなり試合終了となる(撮影・椎名 航)
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 中日は劇的な幕切れで薄氷勝利を飾った。

 1―0の9回、守護神のR・マルティネスが1死一、二塁のピンチを招いた。

 そこで川端の二ゴロを二塁手・堂上が一塁に転送も一塁はセーフ。その後、一塁走者・西浦をランダウンプレーで挟んだが、京田が一塁がセーフだったことに気づいたと見られ、送球を受けて二塁ベースを踏んだ。

 当初は審判からアウトの宣告がなかったが、その後継続されたプレーで、二塁走者・古賀が三塁を回って本塁突入を試みた際に、堂上が冷静に捕手・木下拓に転送。三本間で古賀を挟み、アウトにした。

 その後、中日側からのリクエストによるリプレー検証が行われ、京田が二塁ベースを踏み、一塁走者・西浦がアウトになったことを確認。そのため、古賀のアウトで3アウトとなり試合が成立。ヤクルトの高津監督が抗議を続けたが、試合は終了となった。

 中日は初回に奪った1点を投手陣が守り切り“スミ1勝利”で今季最長に並ぶ4連勝。初回1死三塁から大島の右前適時打で先制すると、先発・小笠原が緩急を駆使した投球でヤクルト打線を7回無失点。8回からは又吉、R・マルティネスとつなぎ、最少リードを守り切った。中日の4連勝は交流戦期間中の5月29日~6月3日以来で、後半戦初めて。Bクラスに沈む中、シーズン終盤にようやくエンジンが掛かり始めた。

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