マツゲン箕島硬式野球部 連覇へコールド発進!松尾5回1失点

[ 2021年5月30日 05:30 ]

第45回全日本クラブ野球選手権大会第1日   マツゲン箕島硬式野球部10-1 オールいわきクラブ ( 2021年5月29日    長良川 )

<オールいわきクラブ・マツゲン箕島硬式野球部>5回1失点の投球だったマツゲン箕島硬式野球部・松尾(撮影・成瀬 徹)             
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 2球場で開幕し、1回戦8試合(不戦勝の1試合を含む)が行われた。昨年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になっており、2年ぶりの開催。前回大会覇者のマツゲン箕島硬式野球部は、先発の松尾大輝投手(24)が5回を1失点と好投し、7回コールド勝ちで初の連覇に向けて好発進した。大会10度の優勝を誇る全足利クラブなども2回戦に進出した。

 マツゲン箕島硬式野球部が連覇に向けて好発進した。先発の松尾が5回を4安打で1失点の好投。「初回に点を取ってもらったので楽に投げられました」。15年夏に鳥羽のエースとして甲子園に出場した右腕。序盤に相手の直球狙いを察すると緩いカーブを効果的に交えて凡打の山を築いた。4回2死無走者から二塁打を許したものの、直後にけん制で刺すなど冷静なマウンドさばきも光った。

 打線は3回まで毎回の9得点。8点リードの5回無死一塁からは犠打で走者を進め、黒岩の適時打で10点目を挙げた。箕島出身で77年のセンバツで優勝した西川忠宏監督(60)は「点差が開くとだらけてしまう。貪欲に次の1点を狙う、次の打者につなぐという、恩師の尾藤(公)さんの教えです」。過去5度の優勝を誇るが、連覇は未経験。悲願に向けて隙はない。

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2021年5月30日のニュース