リトアニア出身の広島・ネバラスカス デビュー戦は3回途中3失点で降板 右手から出血の模様

[ 2021年5月30日 15:36 ]

交流戦   広島―ロッテ ( 2021年5月30日    ZOZOマリン )

<交流戦 ロ・広(3)>右手の負傷もあり3回途中3失点で降板する広島先発・ネバラスカス(撮影・沢田 明徳)
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 広島の新外国人選手、ドビーダス・ネバラスカス投手(28)が、30日のロッテ戦で来日初登板初先発に臨み、3回途中で降板した。

 初回こそ無失点で立ち上がったが、2回に安田、藤岡に連続で適時二塁打を許して2失点。3回には先頭の中村奨、レアードに連続四球を与えるなど制球に苦しんだ。右手の指から出血した模様で、角中にも犠飛を浴び、エチェバリアを一邪飛にしとめたところで降板。2回2/3を3安打3失点で、5四球、80球だった。

 リトアニア出身のネバラスカスは、17年にMLB史上初の同国出身選手としてデビュー。もちろんNPBとしても同国出身選手は初出場で、「リトアニアは野球がマイナースポーツ。自分のプレーとか活躍が野球のプロモーションになればと思います」との夢を持つ。

 長身から投げ下ろす最速155キロの直球を武器にスライダー、カーブ、チェンジアップを操る本格派右腕。4月上旬に来日し、2軍で調整。今月13日のウエスタンリーグ、中日戦では4回を無安打無失点、4奪三振と順調な仕上がりを見せていただけに、デビュー戦不本意な形となった。

 ◆ドビーダス・ネバラスカス 1993年1月14日生まれ、リトアニア共和国出身の28歳。09年にアマチュアフリーエージェントでパイレーツと契約。17年4月24日のカブス戦でデビュー。史上初のリトアニア人メジャーリーガーとなった。先発経験はなく、メジャー通算76試合すべてリリーフ。1メートル90、102キロ。右投げ右打ち。

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