オリックス・増井　「12球団勝利&セーブ」逃す　達成ならNPB史上初の快挙だったが“来年”に持ち越し

交流戦   オリックス―ヤクルト （ 2021年5月30日    京セラD ）

＜オ・ヤ（3）＞4回2死二、三塁、オスナに2点適時打を打たれた増井　（撮影・奥　調）
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　前人未踏の大記録達成はならなかった。先発・増井浩俊投手（36）が5回3安打2失点と粘投。勝利投手の権利を得てマウンドを降りたが、後を受けた中継ぎ陣が逆転を許し、NPB史上初の「12球団勝利＆セーブ」を達成することはできなかった。

　増井は1、2回を3者凡退と完璧な立ち上がり。3―0の4回に2点を失ったが、最速150キロの直球を軸に、丁寧な投球で責任投球回をまっとうした。「全体的にはコントロールもある程度できていましたし、真っすぐも走っていた。失点した場面は死球や失投でもったいないところもありましたが、それ以外は完璧に近い内容だったと思います」とコメントした。

　オリックス移籍初年度の18年6月29日の日本ハム戦（札幌ドーム）で12球団セーブを達成。12球団からのホールドも記録しており、ヤクルトから勝利を挙げれば、史上初の12球団“3部門制覇”だったが、快挙は来年以降に持ち越しとなった。