初出場のTOKYO METSが全国大会“初勝利” 元ロッテの愛甲猛ヘッド「選手がよく頑張ってくれた」

[ 2021年5月30日 15:25 ]

スポニチ後援 第45回全日本クラブ野球選手権大会第2日 ▽2回戦   TOKYO METS 6―5 兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎(延長10回、10回からタイブレーク) ( 2021年5月30日    長良川球場 )

<TOKYO METS・兵庫県警察硬式野球部県警桃太郎>延長11回タイブレーク サヨナラ適時打を放つTOKYO METS・小野寺颯(撮影・成瀬 徹)
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 創部11年目で初出場のTOKYO METSが逆転サヨナラ勝ちで準決勝に駒を進めた。1死満塁から始まる延長10回表に1点を勝ち越されたが、その裏の攻撃で3番・武市啓志内野手が押し出し四球を選んで同点。4番・小野寺颯人捕手が三遊間を破るサヨナラ打を放った。29日の1回戦は対戦相手の出場辞退による不戦勝だったため、全国大会“初勝利”となった。

 殊勲の小野寺は「大学(朝日大)の4年間を岐阜で過ごしたので、ここで野球をやる機会ができたのはよかったし、自分が打たないと怒られるかなと思っていた」と笑顔で振り返った。

 2017年から指導に携わる元ロッテの愛甲猛ヘッドコーチは「選手がここまで本当によく頑張ってくれた。毎回接戦ばかりで、しんどいですよ」と苦笑い。地区予選は6試合を戦い、初戦以外はすべて3点差以内で勝ち上がっていた。

 たび重なるアクシデントも乗り越えた。「6番遊撃」で先発した庄村泰心内野手が4回の打席で負傷し、代わった村田篤郎内野手も5回の守備で打球が顔面に直撃して退場。ベンチの総力を挙げて全国1勝をつかみとった。

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2021年5月30日のニュース