巨人・岡本和 判定覆り、リーグトップタイ14号V弾 「リクエストの結果を待つ間、手を回してくれ!と」

[ 2021年5月30日 19:01 ]

交流戦   巨人4-3ソフトバンク ( 2021年5月30日    ペイペイD )

<ソ・巨>勝利を喜ぶ原監督(左)、戸郷(左から4人目)ら巨人ナイン(撮影・岡田 丈靖)
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 巨人が4-3でソフトバンクに競り勝ち、連敗を3でストップ。ソフトバンクに対しては、2019年交流戦から日本シリーズ、オープン戦を含めて続いていた連敗を14で止めた。

 岡本和が2-2の同点で迎えた5回、リーグトップタイとなる勝ち越しの14号ソロを放った。ソフトバンク・和田が投じた139キロをとらえると、打球は中越えの大飛球に。フェンス上部に当たって、グラウンドに跳ね返ってきたため、そのままプレーは続行された。直後に審判団によるリプレー検証が行われた結果、本塁打と判定が覆った。

 「やらんよりはやったほうがいいと思いますし、ベンチもそのつもりったと思います。一応やってもらおうと」とリクエストをアピールしたことも功を奏した。試合後、報道陣から「入ったと思ったか」と聞かれた岡本和は「いや、思わなくて。分からなくて。でも、ホームランでも(打球が跳ね)返ってくるじゃないですか。リクエストの結果を待つ間、手を回してくれ!と思っていました」と祈るような気持ちだったことを明かした。

 本塁打は5月26日の楽天戦(東京ドーム)以来4試合ぶりで、ヤクルト・村上と並びリーグトップタイに。「初回のチャンスで打てなかったので。スモークがカバーしてくれましたけど。なんとか塁に出ようと思っていたので、よかったと思います」と安ど。

 オープン戦、日本シリーズを含めたソフトバンク戦の連敗を14で止め「やっぱりずっと負けているので。今年はしっかり交流戦首位に立つために3連敗は回避したかったですし、今日は勝ててよかった」。日本シリーズで2年連続で苦杯をなめさせられた相手だけに「(日本シリーズとは)また違いますからね。まあでも、3連敗するよりかはなんとか1勝できたのはいいかなと思います」と振り返った。

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2021年5月30日のニュース