創部2年目の大福ロジスティクス 大健闘も日本製鉄大分にサヨナラ負け

[ 2021年5月26日 20:11 ]

社会人野球日本選手権九州地区予選 1回戦   日本製鉄大分5―4大福ロジスティクス ( 2021年5月26日    熊本県リブワーク藤崎台球場 )

<大福ロジスティクス・日本製鉄大分>敗れて悔しがる大福ロジスティクスのナイン
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 熊本県甲佐町に本社を置く大福物流が創業30周年だった昨年に創部した大福ロジスティクスが初の日本選手権の九州地区予選に臨み、相手を上回る11安打を放ったが、日本製鉄大分に4―5でサヨナラ負けした。

 2回に大福ロジスティクスは4番の知念大河内野手(23)の左越え本塁打で先制した。「しっかり反応できた」と話した。知念は4回1死二・三塁では7番・黒岩の浅い中飛で三塁からタッチアップして生還。「足には自信があるので自信を持っていった」と50メートル6秒2の脚力で追加点のホームを踏んだ。  5回まで4―1とリードしていたが、6回以降は追加点を奪えず。投手陣は5人で11四死球と乱調。中盤に逆転負けした。知念は「この経験を次に生かしたい」と話した。

 部員は24人。午前中は各営業所で配送などの業務や、グループ会社が経営する老人ホームなどで業務にあたり、午後から練習に励む。昨年12月には甲佐町にある寮の敷地内に室内練習場が完成するなど、手厚いバックアップを受けている。

 ○…知念には刺激を受けている存在が2人いる。1人目はソフトバンクのリチャード内野手。沖縄尚学時代の1学年後輩で当時は知念が3番、リチャードが4番を張っていた。現在でも連絡を取り合うことがあるといい、「リチャードには負けたくない」と話した。2人目は弟で沖縄電力の知念大成外野手。「弟にも負けたくない」と目をギラギラさせた。

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2021年5月26日のニュース