広島・佐々岡監督「申し訳ない」 交流戦も2試合中止 27日西武戦再開へチーム一丸準備

[ 2021年5月26日 05:30 ]

自主練習を見守る広島・佐々岡監督(球団提供)
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 広島は25日、マツダスタジアムで開催予定だった25、26日の西武戦を中止すると発表した。管轄保健所から新たな新型コロナウイルス陽性者が出る可能性があるとの見解を受け、同日午前に行われた臨時実行委員会で報告。午前11時30分に中止を発表した。中止、延期は21日からの阪神3連戦を含め5試合連続となった。

 17日の菊池涼ら3選手からチーム内で計12人が感染。この日は1、2軍の首脳陣、選手、スタッフら計132人にPCR検査を実施し2日続けて全員陰性だった。きょう26日も検査を行い、27日の西武戦(マツダ)への準備を進める。

 中止について鈴木清明球団本部長は「保健所と相談し、2試合を削ることでお互いに合意した」と説明した。広島市保健所の担当者らの話を統合すれば、陽性者との接触から最大7日後の発症を想定。最後の試合となった19日の巨人戦(東京ドーム)からの日数を目安の一つとして判断したと見られる。同球団本部長は「日程的にセ、パ両リーグに迷惑をかけて本当に申し訳ない。西武、阪神に限らず野球ファンに対して申し訳なく思っている」とコメントした。

 〇…佐々岡監督はオンラインで取材に応じ「プロ野球ファン、西武球団には本当に申し訳ない気持ちでいっぱい」と頭を下げた。選手は短時間の個人練習のみ許され、チーム練習ができていない。そうした現状にも「不安はあるが、27日にはしっかり(選手が)準備してきてくれると信じている」と強調。試合再開に向けては「ファンの皆さんの声援を受けながら、チーム一丸となって戦っていきたい」と力を込めた。

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2021年5月26日のニュース