巨人・高梨「高梨で~す!お久しぶりで~す!」古巣相手に見事な火消し 原監督「神がかり的」と絶賛

[ 2021年5月26日 20:57 ]

交流戦   巨人5―2楽天 ( 2021年5月26日    東京D )

<巨・楽2>ヒーローインタビューを終え、カメラマンの要求に応じてポーズをとる(左から)高梨、6勝目を挙げた高梨、岡本和(撮影・木村 揚輔)
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 巨人の高梨雄平投手(28)が2019年まで在籍した古巣・楽天相手にパーフェクトリリーフを見せてデビューから5年連続2桁ホールドを達成、チームの交流戦開幕2連勝に大きく貢献した。

 5―2と3点リードで迎えた8回。先発左腕・高橋が1死一、二塁としたところで降板。2番手右腕・鍵谷が浅村を四球で歩かせ満塁としたところで高梨が3番手として登板した。

 気合十分でマウンドに上がった高梨は島内を浅い左飛に打ち取って2死とすると、2回に先制3号ソロを放っている岡島は三ゴロに仕留め、わずか3球で2アウトを取って無失点で切り抜けた。これで今季10ホールド目。楽天でのプロ1年目、2017年から5年連続2桁ホールド達成となった。

 リーグトップの6勝目を挙げた高橋、逆転13号2ランの岡本和に続いてお立ち台に上がると、まずは「高梨で~す!お久しぶりで~す!」と元気にあいさつ。「(高橋)優貴の勝ちを横浜で消してからずっと彼に勝ちが付いてなかったので、きょうは何とか最高にしびれる場面で登板があったので、抑えたいなっていう気持ちで上がりました」と1死満塁での登板を振り返り、「相手も古巣ってこともありましたし。そんなこと考えている場面でもなかったんですけど、とにかく自分にできる最善を尽くすっていうことで、しっかり腕を振って投げることができたかなと思いますと胸を張った。

 そして、自身の役割については「本当にしびれる場面でたくさんここまで起用していただいているので、そこを。まだまだ上のポジションもありますし。自分としてはそこを狙うっていうことで成長できてるかなと思います」とし、「クローザーは言い過ぎなんで。(中川)皓太の負担を3分の1ぐらい減らせるように残りのシーズンも頑張っていきたいと思います」と頼もしかった。

 ▼巨人・原監督 いやいや、もう。あのへんになるともう神がかり的な…ね。見事な4球か5球だったですね。

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2021年5月26日のニュース