巨人・高橋「朝起きてから、正直、一日すごい不安で」 周囲の声がけに感謝「次は1試合投げ切りたい」

[ 2021年5月26日 21:23 ]

交流戦   巨人5―2楽天 ( 2021年5月26日    東京D )

<巨・楽2>7回を投げ終え、笑顔の高橋(撮影・木村 揚輔)
Photo By スポニチ

 巨人の3年目左腕・高橋優貴投手(24)が楽天戦(東京D)で交流戦初登板。8回途中7安打2失点と好投し、4試合ぶりとなるリーグトップの今季6勝目(1敗)をマークした。

 プロ初完投勝利も見えて来た8回に1死一、二塁とピンチを招いたところで無念の降板となったが、3番手左腕・高梨が1死満塁のピンチでパーフェクトリリーフ。マウンドで雄叫びをあげた高梨をベンチで頼もしそうに見つめていた高橋は「回の途中で降りて申し訳ない気持ちと絶対抑えてほしいという気持ちで見てました」とその場面を振り返った。

 試合前までに5勝を挙げ、3・4月の月間MVPにも選ばれた。だが、5月に入ってからは勝ち星に恵まれず、交流戦は初登板。「きょう、朝起きてから、正直、一日すごい不安で。マウンドに上がるまですごい不安の中、マウンドに上がったんですけど。上がればもう、腕を振って。目の前のバッターを抑えるしかないと思って一生懸命腕を振った中、いい結果が出たかなと思います」と不安の中でのマウンドだったという高橋。「ここ3試合、勝ちが付かず。特にこの間の試合ではやっぱり途中で崩れてしまって負けが付いてしまったんですけど。やっぱりチームに貢献したいっていう思いが先行して、なかなか気持ちの空回りがしたと思うんですけど、でも、それをしっかり冷静に気持ちを新たにマウンドに上がれたかなと思います」と安どの表情を浮かべた。

 「マウンドに上がる前に色々なコーチからいいアドバイス、『切り替えていこう』というアドバイスをいただいてこのようなピッチングができたかなと思います」とコーチ陣の声がけにも感謝。直近2試合はともに6回途中降板となっていたが、この日は“鬼門”を乗り越え8回途中まで117球を投げた。「ここまで、きょうもですけど、リリーフ陣にすごい助けられているので、何とか次の試合、リリーフの方に休んでもらって、1試合投げ切りたいなと思います」と力強く次回の完投宣言も飛び出していた。

続きを表示

2021年5月26日のニュース