巨人・原監督「円陣を組んだからね、出るんであるならば。毎回でも円陣組みますよ」円陣即3発に苦笑い

[ 2021年5月26日 21:51 ]

交流戦   巨人5―2楽天 ( 2021年5月26日    東京D )

<巨・楽2>楽天に2連勝し笑顔の原監督(撮影・木村 揚輔)
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 巨人が5―2で楽天に逆転勝ちを収め、交流戦開幕から2連勝。今季最多を更新する貯金9とした。

 巨人は3回まで1安打6三振を抑えられていた楽天先発右腕・則本昂から4回、主砲・岡本和がリーグトップに並ぶ左越え13号2ランを放って逆転。2死後、若林が右中間へ2号2ランを放つと、大城は2者連続アーチとなる5号ソロをバックスクリーン右へ叩き込んでこの回だけで5得点を挙げた。

 4回の攻撃が始まる前にはベンチ前で円陣を組んだが、そのことを聞かれた原辰徳監督(62)は「円陣を組んだからね、出るんであるならば。毎回でも円陣組みますよ」と苦笑い。それでも「ま、しかし。見事な、見事なイニングでしたね、はい」とうなずいた。

 岡本和に出た逆転2ランについては「それまで相手投手が非常にね、もう目を丸くするようなボールを投げていたもんですから。そういう中で対応したっていうのはね。非常にチームにとってもなんていうか、勢いがつきましたね」と主砲の仕事に満足げ。「若林だけかな、まっすぐを打ったのは。よく打ったでしょうね、はい」と全員が初球を叩き込んだ1イニング3発を喜んだ。

 投げては先発左腕・高橋が8回途中2失点でリーグトップの今季6勝目(1敗)。3点リードの8回には高橋が1死一、二塁としたところで降板、2番手右腕・鍵谷が1死満塁としたが、ここで登板した3番手左腕・高梨が2019年まで在籍した古巣相手に後続を打ち取る見事な火消しぶりを見せて最終回の守護神・デラロサにつないだ。高橋について「何とかもう1人というところで四球を出した。でも、きょうは非常にコンディションをしっかり整えてね、まっすぐも走ってましたし。これだけ左打者がたくさんいる打線っていうのもね、優貴は初めてだったと思うんですけど。その中でも左投手というのは左打者を打ち取るのは非常に難しいというのを少しでも分かれば糧となると思います」と原監督。見事な火消しぶりだった高梨については「あのへんになるともう神がかり的な」と絶賛していた。

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2021年5月26日のニュース