中日・福 初めてけん制で刺したのが“あの”周東!与田監督も称賛「めちゃくちゃ大きいプレー」

[ 2021年5月26日 22:18 ]

交流戦   中日4-3ソフトバンク ( 2021年5月26日    バンテリンD )

<中・ソ(2)>8回裏1死一塁、一塁走者・周東はけん制でタッチアウトとなりガックリ撮影・椎名 航)
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 完全に逆を突いた。同点を許した8回、なお1死一塁で救援した中日・福が一塁走者の代走・周東をけん制で刺した。

 初球を投じる前、セットポジションで右足を上げると素早くビシエドに送球。リプレー検証でも判定は変わらなかった。

 けん制で刺すのは6年目で初めて。周東には19年の巨人との日本シリーズで捕手の大城にけん制死を記録しているものの、レギュラーシーズンでは初で投手に刺されたのはプロ入り初。

 ビッグプレーでピンチの芽を摘んだ左腕は「(足の)スペシャリストなので、もちろん走ることは頭に入っていた。ピンチであのようなプレーが出て良かった」と一息ついた。

 その後、四球と安打で2死一、二塁と走者を許したものの本塁だけは踏ませず、無失点で切り抜けると、直後の8回裏に阿部の勝ち越し弾を誘発。今季初白星が舞い込み、与田監督も「めちゃくちゃ大きいプレーだった」と称賛した。

 R・マルティネス不在の救援陣を支え、今季初の3連勝に加え、8年ぶりの交流戦連勝発進。名前通り「福」をもたらした。

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