亜大、今季最終戦白星 名手・田中幹也が二塁から遊撃へ 「矢野さんを越えるショートに」

[ 2020年12月7日 05:30 ]

オープン戦   亜大5―0武蔵大 ( 2020年12月6日    亜大グラウンド )

二塁手から本職の遊撃手に戻った亜大・田中
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 今秋東都大学1部リーグを制した亜大が年内最後のオープン戦を行い、同首都大学1部リーグ2位の武蔵大を下して白星で締めた。

 昨年、1年生ながら大学日本代表入りし、今秋まで二塁手として優勝にも貢献した田中幹也内野手(2年)はリーグ戦後から遊撃手として起用され、この日も軽快な守備を見せた。

 東海大菅生時代、遊撃手として守備範囲の広さを武器に甲子園で好プレーを連発。高校野球ファンをうならせた世代屈指の名手が、いよいよ大学で遊撃に挑む。「打球の速さが高校とは全然違うし、セカンドとも視点が全く逆なので難しい。今は安定感を課題にしています」と話す。

 今秋まで正遊撃手を務め、広島からドラフト6位指名を受けた矢野雅哉内野手の後継として期待される。「矢野さんは肩が強くて、球際にも本当に強かった。まだ追いついていない部分はたくさんあるけれど、タイプが違う分、足運びや一歩目の速さでしっかりアウトをとりたい。いつか矢野さんも越えるショートになりたい」と意気込む。

 連覇のかかる来季。「上級生(3年生)になるので、背中でしっかり引っ張って、個人的にはスピードを求めてやっていきたい。チームとしては連覇はもちろん、春の日本一が目標。ベストナインも狙いたい」と力をみなぎらせた。

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2020年12月7日のニュース