ヤクルト戦力外の近藤 近鉄出身最後の投手が意地の2三振「不安だったけど、普通に投げられた」

[ 2020年12月7日 13:32 ]

<合同トライアウト2020>加藤(右)と対戦する近藤(撮影・木村 揚輔)
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 戦力外となった選手らを対象とした12球団合同トライアウトが7日、都内で行われた。ヤクルトから戦力外となった近藤一樹投手(37)は打者3人と対戦した。

 加藤(巨人)を134キロ直球で空振り三振。球速こそ出ていないが、球に力があった。さらに飛雄馬(DeNA)を右飛、最後の打者、中村(楽天)を138キロ直球で空振り三振に仕留めた。

 近藤は全体的な内容に「物足りなさは感じている」としながらも、「この時期にしては投げられた。1カ月以上、打者と対戦していなかったので不安だったけど、普通に投げられた」と安どした。

 近藤は16年途中にオリックスからトレードでヤクルトに加入。17年から救援に転向すると才能が開花し、18年には42ホールドポイントで最優秀中継ぎのタイトルも獲得したが、今季の1軍登板が20試合にとどまっていた。

 近藤は01年ドラフト7位で近鉄に入団。巨人・岩隈の現役引退を受け、最後の近鉄出身の現役投手となっている。37歳という年齢もある中、通算347試合登板の実績を誇る右腕に対し、各球団がどんな評価を下すか注目される。

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