ソフトB・石川 鬼滅「炭治郎の精神」で飛躍誓う 「心は大事。限界を決めずにやる」

[ 2020年12月7日 05:30 ]

トレーニングを終え記者の質問に答える石川(撮影・岡田 丈靖)
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 ソフトバンク・石川柊太投手(28)が6日、「炭治郎の精神」で、来季の飛躍を誓った。ペイペイドームで自主トレーニングを行った右腕は、人気漫画「鬼滅の刃」を読破したことを明かし、主人公・竈門炭治郎の「人は心が原動力だから、心はどこまでも強くなれる」というセリフに感銘を受けたという。

 今季は開幕からローテーションを守り、11勝3敗、防御率2・42の好成績を残し、最多賞と勝率1位のタイトルを獲得。チームの4年連続日本一に貢献した。例年は日本シリーズ終了後、11月中に体のケアをしながらオフの自主トレに移行していたが、開幕が遅れた今季はオフの期間が短い。「難しいですよね。疲労を抜いていたらキャンプが始まってしまう」と、すでに来季に向けたスタートを切った。1月には千賀らとともに沖縄・宮古島で自主トレを行う予定だ。

 難しい調整を強いられる中、人気漫画から刺激をもらった。「(鬼滅の刃に)思いは人をつなぐと書いてあったが、なるほどなと。心は大事。ハードルが高いというのも、体がどうじゃなく、モチベーションは無限にある。限界を決めずにやる」と決意を新たにした。

 今季は先発としての地位を確立した一年となったが、慢心はない。「今年に限っては、より一層、来年頑張らないとダメ。肩、肘、腰とかいろいろなところを良くしないとマウンドで戦えない。試行錯誤をしながら」と石川。心を強く、8年目のシーズンを見据える。(川島 毅洋)

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2020年12月7日のニュース