伏木海陸運送 ルーキー宮前、NTT東日本に3失点奮闘「先につながる」

[ 2019年10月28日 14:24 ]

第45回社会人野球日本選手権1回戦   伏木海陸運送3―4NTT東日本 ( 2019年10月28日    京セラD )

 敗れたチームの先発投手に似つかわしくない、晴れ晴れとした表情だった。それもそのはず、伏木海陸運送(北信越・富山)のルーキー右腕・宮前遥(中部学院大)は9回138球を投げNTT東日本打線を3点(自責2)に封じ込める快投。チームは延長10回にサヨナラ負けを喫し03年以来の日本選手権2勝目はならなかったが「先につながるいい経験になった。悔しさはあるけど、これだけ投げられたのは自信になる」と野球人生初の全国の舞台を振り返った。

 「めちゃくちゃ緊張した」とドーム球場の雰囲気に最初は気圧されたが「いい状態でマウンドに上がれました」と初回を3者凡退。2回、先頭の喜納淳弥(桐蔭横浜大)に右中間へ先制ソロを浴び、1―1と同点の6回1死からも喜納に中越えへ2発目を運ばれたが、自責点はこの2点だけ。最速は138キロながら、丁寧にコーナーを突いて的を絞らせなかった。3―2と1点リードの9回2死、失策で出た走者を二塁に置いて同点の適時二塁打を許し「四球でも良かった」と目前で白星を逃したが、強豪相手にも十分通用する熱投だった。

 スタンドからは昨年12月に誕生した長男の湊くんが妻・綾華さん(23)に連れられ、ぶかぶかのユニホームを着て応援。「いっぱい写真を撮ったりしてます」と、1歳に満たない息子の話題になると目尻が下がる。一家の大黒柱として、そしてチームのエースとして「全国のレベルを意識してこれからやっていきたい」と一つ上のステージを見据えた。

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