志願の秋季C 阪神 上本 残留濃厚「二塁」奪取あるのみ

[ 2019年10月28日 05:30 ]

秋季キャンプ参加を志願した上本はノックで軽快な動きを見せる(撮影・大森 寛明)
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 10月31日から高知県安芸市で行う阪神の秋季キャンプのメンバーが27日発表され、上本博紀内野手(33)が志願参加した。例年、30歳以上の中堅、ベテラン選手は免除されることが多いが、62試合の出場に終わった今季からの巻き返しを決意。昨年取得した国内フリーエージェント(FA)権は行使せず、残留する見込みとなった。

 19歳の小幡ら若手とともに、内野手の欄にその名前がはっきりと記されていた。球団がこの日、安芸秋季キャンプメンバー34人を発表。若虎の鍛錬が主目的の場に、来年34歳の上本が志願参加することが決まった。

 「悔しいというか、あまり試合に出ていないので。(来春キャンプまで)3カ月空きますし。気を使ってもらってありがたい」

 こちらも最年長で参加している甲子園球場での秋季練習後、まずは“わがまま”を認めてくれた首脳陣に感謝した。矢野監督は「本人が行きたいと言うからね。その気持ちは最優先にして。今年は自分の中で満足いったシーズンでは全然なかったと思うので」と意欲と姿勢を歓迎した。

 今季の出場62試合にとどまり、打率・192、1本塁打6打点。昨年5月に左膝を負傷し「左膝前十字靱帯の再建手術」という大手術を受けた後遺症はやはり響いた。昨季は負傷するまでの20試合で打率・422。まさに痛恨の離脱だったが、過去は振り返らない。本来の打撃を取り戻すため「振れるということが大事なので。しっかりバットを振りたいと思います」と、自身16年以来となる秋季キャンプを見据えた。

 もちろん、狙うのは来季の定位置確保だ。正二塁手に1番近い糸原が右大腿部後方の筋挫傷でキャンプ不参加。それだけに、若手に負けじと猛アピールする覚悟はできている。久慈内野守備走塁コーチも「すごくいいことだと思うよ。若手と同じメニューをやってもらう」と特別扱いしないことを明言した。

 昨年取得した国内FA権の行使の有無については、契約前だけに「わからない」と話したものの、キャンプ参加は阪神で巻き返す決意の表れ。残留が濃厚となり、秋の安芸から定位置奪取への戦いをスタートさせる。
(山添 晴治)

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