元ドラ1右腕の出雲西・野中徹博監督、大事なのは「勇気を持って取り組むこと」

[ 2019年10月28日 08:10 ]

第133回秋季中国地区高校野球大会準々決勝   創志学園5―1出雲西 ( 2019年10月27日    どらドラパーク米子市民 )

試合後にあいさつする出雲西・野中徹博監督(中央)
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 出雲西(島根)が準々決勝で敗れ、来春の選抜大会出場が絶望的となった。2回に押し出し死球で先制したが3回に逆転され、中盤以降はチャンスをつくるも、あと1本が出なかった。

 元プロ野球投手で、18年12月に就任した野中徹博監督(54)は悔しさをにじませた。

 「自分たちの力を出せずに終わってしまった。そこまで圧倒されたという感じもなかっただけに残念ですね」

 愛知・中京(現中京大中京)ではエースとして甲子園に3度出場し、83年ドラフト1位で阪急(現オリックス)入り。病気や故障に悩まされ野手転向も経験し、プロ初勝利は一度引退した後にテスト入団したヤクルト在籍時の32歳という苦労人だ。

 社会人野球の指導歴はあったが、高校生を教えるのは初めてになる。

 「僕は自分が経験したことじゃないと言えない。自分がそういう場面でどうだったか、ということは伝えられる」

 豊富な経験から伝える言葉や方法を選び、「気づかせ」と「導き」をしてあげるのが監督の役目と話す。

 その上で、選手たちに大事にしてほしいのは「勇気を持って取り組むこと」。苦しい練習に逃げずに取り組み、乗り越えることで、野球だけでなく社会に出てからも通用する力を身につけてほしい。そして、周囲に勇気を与えられる人間になってほしいと願っている。

 夏の島根大会に15年から5年連続初戦敗退だったことを思えば、秋の島根大会3位と中国大会8強は躍進と言っていい。

 「僕がどうこうよりも、選手が自信をつけてくれれば。試合で見えた課題を、自分たちで把握してほしいですね」

 厳しい冬の練習を優しいまなざしで見守り、近いうちに自分が経験した聖地へ導くという決意がにじんだ。

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