京大、10季ぶり勝ち点へ王手!西主将が3打点でけん引「開き直っていきます」

[ 2019年10月7日 16:19 ]

関西学生野球秋季リーグ戦 第6節2回戦   京大6―1関学大 ( 2019年10月7日    ほっと神戸 )

セーフティーバントを仕掛ける京大・西主将
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 京大が投打で関学大を圧倒し、1勝1敗とした。8日の3回戦に勝てば、2014年秋以来、10季ぶりの勝ち点奪取。関学大相手には2002年春以来、35季ぶりの勝ち点となる。

 西拓樹(たくな)主将(4年=西京)が打線に火を付けた。2回無死、右越えに先制ソロを叩き込むと、2―1の5回2死満塁では右翼線に貴重な追加点となる2点打。「目付はインコースで直球を狙っていました」。計3打点でチームとして今季最多得点の6得点に貢献した。

 現在開催中の世界陸上男子20キロ競歩で金メダルを獲得した山西利和は京大工学部の卒業生。学科は違うが、工学部に所属する西にとって2学年上の先輩の活躍が刺激になったと思いきや「詳しくは知らないんです。この1週間は野球に集中していたので…」と申し訳なさそうに言う。今は関学大から勝ち点を奪い、00年秋以来の最下位脱出しか眼中にない。

 この日の勝利で関学大とは、2勝7敗と勝率で並んだ。勝ち点を取れば、目標達成に大きく近付く。今季限りで野球から離れる主将にとって、集大成のシーズン。「ベストナインを獲りたいとか、自分の成績のことも考えていましたが、もう勝てばいいんです。それに少しでも貢献できればいい。いい意味で開き直って行きます」。全てをかけて歴史の壁を破るための一戦に挑む。

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2019年10月7日のニュース