ソフトB 打順組み替え成功 ギータ、天敵美馬撃ちの逆王手弾

[ 2019年10月7日 05:30 ]

パCSファーストS 第2戦   ソフトバンク6―4楽天 ( 2019年10月6日    ヤフオクD )

<ソ・楽②>初回2死、同点本塁打を放つ柳田(撮影・岡田 丈靖)
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 待ちに待った快音だ。9月1日以来35日ぶりの一発が、天敵攻略の号砲となった。1点を先制された直後の初回、2死となってソフトバンクの柳田が打席に入ると、2球目のカーブを叩いた。

 「打った瞬間、詰まったので入るとは思わなかった。芯には当たらなかったけど、たまたまラッキー」

 打球は右中間テラス席まで届いた。美馬は今季ソフトバンク戦に7試合登板し1勝3敗、防御率1・97。柳田自身も6打数無安打と完璧に抑え込まれていた。敗れれば、09年以来のCSファーストS敗退が決まる崖っ縁で、打線に勇気を与える同点ソロとなった。

 8月下旬に左膝裏の故障から復帰したが「負ければ僕の責任。申し訳ない気持ちしかなかった」と自らも苦しんできた。そんな中でも、1―2の3回2死一塁で左中間へ同点の二塁打。デスパイネが左越え2ランで続くと、5回にも内野安打を放った。今季2度しかなかった3安打の固め打ちをマークした。

 打線は美馬から今季45回2/3で5四球だけだった。打者176人に対して初球ストライク率63・1%と、カウントを有利に進められてきた。立花打撃コーチは「低めのストライクは割り切ろう」とナインに伝えた。9月24日の対戦では、打者1巡目に11本あったファウルの数が、この日は1本だけ。浮いた球を一振りで仕留める。これを柳田が実践した。

 ベンチも打倒・美馬に動いた。牧原、中村晃ら相性のいい打者を上位に並べた。今季チームで唯一、全試合スタメン出場を続けた松田宣を外し、福田を6番に据えると。その伏兵が4回に美馬のフォークを右翼席へ決勝弾。「出たところで結果を出そうと準備だけはしていた」と喜んだ。

 天敵から今季最多の5点を奪い、逆王手。工藤監督は「負けられない試合が続く。明日は明日のベストを探します」。3年連続日本一を目指し、第3戦も全てを出し尽くす。
 (川島 毅洋)

 《逆王手突破率25%》DeNAとソフトバンクが、ともに1勝1敗のタイに戻した。3試合制のプレーオフ、CSで、1勝1敗になったのは17、18度目。過去16度のうち、逆王手をかけたチームが第3戦も勝ったのは06年ソフトバンク、09年中日、17年DeNA、楽天の4度。突破率は25%となっている。ソフトバンクは06年、DeNAは17年に、逆王手からの突破を果たしているが、今回はどうなるか。

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