大経大 V争い崖っ縁 山本監督「切り替えて明日こそ勝ち点を」

[ 2019年10月7日 15:11 ]

関西六大学野球2019秋季リーグ戦 第6節第2日   龍谷大8―0大経大 ( 2019年10月7日    南港中央 )

<龍谷大・大経大>3回1死一、三塁、龍谷大・島野に3点本塁打を打たれる大経大・西(撮影・後藤 正志)
Photo By スポニチ

 大経大が龍谷大に敗れ、1勝1敗のタイとなった。リーグ戦24連勝中の大商大以外で優勝の可能性があるのは大商大との直接対決を残す大経大のみだが、崖っぷちに追い詰められた。

 2回に4安打を浴び2点を失うと、3回には「5番三塁」の島野凌多(3年=大阪桐蔭)に左越えに3ランを被弾するなどこの回4失点。序盤で6点を失い試合の主導権を握られた。打線も三塁を踏んだのは8回が初めてと、龍谷大の先発・波多野俊樹(3年=日星)の前にわずか6安打で8回0封の好投を許し、最終回も古口尚樹(4年=福岡大大濠)に3人でピシャリと抑えられた。

 元巨人、オリックスの山本和作監督(33)は「切り替えて明日こそ勝ち点を取れるように全力を尽くしたい」と努めて前を向いた。優勝すれば自身が3年生の時以来となるが「僕以上に選手が優勝したいと感じていると思う。選手が思いきってプレーできるように集中させてあげたい」と話していた。

 一方、星を五分に戻した龍谷大はすでに16年秋以来となるAクラスが確定。大経大に勝ち点を挙げれば、大経大と大商大の対戦結果次第では14年秋以来5年ぶりとなる2位も見えてくるだけに、杉森実監督は「波多野がよく投げてくれた。2位まで一気にいきたいですね」と笑顔だった。

続きを表示

この記事のフォト

2019年10月7日のニュース