ヤ軍投手コーチ「スプリットはこれまでで最高級」“ビッグゲームピッチャー”マー君を絶賛

[ 2019年10月7日 12:24 ]

ヤンキースの田中将大
Photo By スポニチ

 5日(日本時間6日)のツインズとの地区シリーズ第2戦で先発し、5回1失点で勝ち投手になったヤンキースの田中将大投手(30)について6日(同7日)、ヤ軍のラリー・ロスチャイルド投手コーチが絶賛した。「スプリットはこれまでで最高級だった。そして複数の球種をうまくまぜ合わせた」と変化球のキレ、使い方を高評価。また、3回裏の味方の攻撃が長引いたために4回の投球は難しくなったが、それでも「うまく1点に抑えてくれた」とイニング中の適応能力も称えた。

 これでポストシーズンでの田中は通算6戦で防御率1・54。“ビッグゲームピッチャー”の評判は高まっている。その点に関し、ロスチャイルド・コーチは「彼は(この時期に)投げることを好む。望んだことに対しては、人は何かを成し遂げられるチャンスがあるものだ」と大舞台を恐れない田中の心構えの適切さを指摘していた。  

 シリーズの移動日だった6日(同7日)、田中はチームの投手陣とともに敵地ターゲットフィールドに姿を見せた。普段、登板翌日は屋内での調整が恒例だが、この日はレフトで堀江通訳と約15分にわたってキャッチボール。「チームに言われたわけではない」としつつ、「チェックです。どうなるかわからないので」と登板間隔の予想がつきにくいプレーオフ用の調整を明るい表情で進めた。

 7日(同8日)、ターゲットフィールドで行われる第3戦で、王手をかけたヤ軍は9月に故障者リストから復帰したセベリーノを先発起用する。全体会見に登場したセベリーノは、「今の私はベストの状態。打者をどう攻めるか、1、2戦で田中、パクストンの投球を見ていろいろ学べた」と意欲満々。しかし、この第3戦を落とし、決着が第4、5戦にもつれ込んだ場合、田中が再び登板する可能性も出てきそうだ。 (ミネアポリス・杉浦 大介通信員)

続きを表示

2019年10月7日のニュース