京産大・杉野、通算100安打あと2!両親の言葉で「楽になった」迷い消えて5戦連続安打

[ 2019年10月7日 16:57 ]

関西六大学野球2019秋季リーグ戦 第6節第2日   京産大4―0神院大 ( 2019年10月7日    南港中央 )

<京産大・神院大>6回無死一塁、内野安打を放つ京産大・杉野(撮影・後藤 正志)
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 京産大が神院大に完封勝ちし、1勝1敗のタイとした。8回1死一、二塁から「4番一塁」の西元正輝(4年=福知山成美)が決勝の左前打。なおも1死二、三塁から代打の西川寛崇(4年=龍谷大平安)が左前に2点打を放つなど、この回4点を奪った。杉野翔梧(4年=近江)も6回無死一塁で遊撃内野安打を放ち史上13人目の通算100安打まであと2とするなど、4年生の活躍が光った。

 もう迷いはない。杉野はこの日もきっちりHランプをともし、5試合連続安打。偉業を視界にはっきりとらえた。

 スランプを乗り越えた。大商大との第3節では第2戦で橋本侑樹(4年=大垣日大)にノーヒットノーランを食らうなど2試合でまさかの8打数無安打。「記録を意識しすぎて前のめりになっていた」と苦しんだが、瀬田工、象印でプレーした父・重幸さん(50)、母・奈美さん(48)から「今まで90何本も打ってきたじゃない。100本打てなくても死にはしない」と言われ「肩の荷が下りた。メンタルの部分で楽になった」。続く龍谷大との第4節は初戦こそ無安打に終わったが、2、3戦目と連続でマルチ。社会人ではプレーせず、大学で野球人生を終えるつもりのヒットメーカーは「今日勝って3戦目もあるので、運がきているんじゃないかと思う。最後の年なので、後輩にいいものを残してあげたい。粘り強く戦う京産らしさを見せたい」と、記録達成はもちろんのこと、フォア・ザ・チームの精神を最後までその背中で見せ続けるつもりだ。

 試合の日は寮生活の杉野にLINEで希望のメニューを聞き、弁当を作ってこの秋も全戦スタンドに駆けつける奈美さんも「記録を意識しすぎずに、野球を楽しんでほしい。記録はその先についてくるはず」とエール。この日は杉野の祖母と妹もスタンドから声援を送った。関西六大学野球の通算100安打達成者には木元邦之(龍谷大=元日本ハム、オリックス)、山本和作(大経大=元巨人、オリックス、現大経大監督)、滝野要(大商大=現中日)らそうそうたる顔ぶれが並ぶ。「(勝村法彦)監督も“自信を持っていけ!”と背中を押してくれる。1年1年、積み重ねてきた結果が出ればと思っています」。野球の神様は最後にきっと、ほほ笑んでくれるはずだ。

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