【槙原寛己 視点】バントの動きに惑わされた阪神バッテリー

[ 2019年10月7日 08:40 ]

セCSファーストS第2戦   DeNA6―4阪神 ( 2019年10月6日    横浜 )

9回1死一塁、乙坂(左)にサヨナラ弾を浴び、肩を落として引き揚げる岩崎(撮影・北條 貴史)
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 DeNA・乙坂がサヨナラ本塁打したのは139キロの直球。確かに甘かったが、阪神・岩崎が本来持つボールの力強さに欠けていた。1球目。乙坂の動きにバッテリーが惑わされた結果だった。

 初球は慎重にカーブから入った。ここで乙坂はバントの構え。同点の9回1死一塁で、左腕に左の代打となれば、犠打のケースは十分にありえる。阪神バッテリーの思考も「バントでは?」に行き着いてしまった。1ボールからの2球目。岩崎は前進することも想定して早めに守備体勢に入ろうとする。その分、ボールに体重が乗り切らなかった。

 短期決戦で一発の威力は大きい。その意味では9回、福留に同点ソロを浴びたDeNAバッテリーも反省が必要だ。本塁打だけは許してはいけない場面で、嶺井は内角球を要求。それが甘く入った。そこまでの5人を完璧に抑えていただけに直球に「酔って」しまったのかもしれない。

 ここまでの戦いを見ても、何が起こるか分からない第3戦。打線が好調なDeNAに勢いを感じるが、どうか。(スポニチ本紙評論家)

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