ロッテ藤岡貴&ハム岡 因縁トレード ともに背番18、プロ1号の相手

[ 2018年7月27日 05:30 ]

15年4月の対戦でロッテの藤岡貴(左)からプロ初本塁打を放つ日本ハムの岡
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 ロッテの藤岡貴裕投手(29)と日本ハム・岡大海外野手(27)のトレードが26日、両球団から発表した。リードオフマンの荻野が10日に右手骨折で離脱し、外野が手薄なロッテと、左腕投手が不足している日本ハムの思惑が合致した。

 藤岡貴は東洋大時代に東海大・菅野(巨人)、明大・野村(広島)とともに「大学ビッグ3」と呼ばれ、11年のドラフト会議ではドラフト1位で3球団が競合した。将来のエース候補と期待されながら伸び悩み、救援に回ることもあった。今季は先発に再挑戦したが、ローテーションには届かず、2軍暮らしだった。

 明大時代に投打の二刀流として活躍した岡は、プロ入り前から侍ジャパンのトップチームに選出されるなど、高い身体能力が売り。15年には101試合に出場したが、今季は大田の台頭で出場機会は減っていた。ただ、ロッテにとっては、井口監督が掲げる「走塁改革」に適応する能力は十分。「ポテンシャルは高い。(起用時期は)話してみてから決める」と指揮官は近日中にも1軍昇格させる可能性を示唆した。

 ともに背番号18で、15年4月1日の対決では、岡が藤岡貴からプロ初本塁打を放った因縁が両選手にはある。球団を通じ、藤岡貴は「正直、驚いています。新天地では新しい気持ちで頑張りたい」とコメントし、岡も「自分らしさを出して精いっぱい、頑張ります」と話した。

 ◆藤岡 貴裕(ふじおか・たかひろ)1989年(平元)7月17日生まれ、群馬県出身の29歳。桐生第一では2年夏、3年春に甲子園出場。東洋大では東都リーグ27勝9敗、防御率1・32。11年ドラフト1位でロッテ入団。12年4月1日の楽天戦でプロ初登板初勝利を挙げた。1メートル83、85キロ。左投げ左打ち。

 ◆岡 大海(おか・ひろみ)1991年(平3)7月15日生まれ、岡山県出身の27歳。倉敷商では2、3年夏に甲子園出場。明大では六大学リーグ3勝、4年春には一塁手でベストナインなど二刀流で活躍。4年時は春夏連覇を達成した。13年ドラフト3位で日本ハム入団。1メートル85、80キロ。右投げ右打ち。

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