【南神奈川】鎌倉学園、鬼門の準決勝突破で30年ぶり決勝の舞台へ

[ 2018年7月27日 05:30 ]

第100回全国高校野球選手権記念南神奈川大会準決勝   鎌倉学園5―4横浜創学館 ( 2018年7月26日    横浜 )

<鎌倉学園・横浜創学館>決勝進出を決め、胸を張って校歌斉唱する鎌倉学園ナイン(撮影・木村 揚輔)
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 鎌倉学園は接戦を制し、88年以来30年ぶりの決勝に進んだ。初回、4番・松丸が「全力で振り抜いた」という左中間への2点二塁打を放って逆転。3投手の継投で逃げ切った。昨秋、今春と県大会準決勝で敗れていた竹内智一監督は「春の準決勝と違って選手が落ち着いていた」と目を細めた。

 62、69年のセンバツに出場。鎌倉市勢で唯一甲子園を経験している古豪は地元に愛される。建長寺境内に隣接する学校から、最寄りの北鎌倉駅までの通学路で、ナインはよく激励の言葉をもらう。主将の西畑は「14年の大雪では駅までの雪かきを野球部がしたと聞きました。先輩たちの積み重ねが応援されるチームにつながっていると思う」と語る。

 何事も全力で取り組むことがモットー。校歌の歌い方も全力だ。指揮官に早大野球部で同期のヤクルト・青木から「校歌の歌い方が良いね」と連絡が来た。これも人を引きつける魅力の一つ。昭和最後の決勝は法政二に敗れた。平成最後の夏、鎌倉じゅうの思いを乗せて夏初出場を果たす。

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2018年7月27日のニュース